モロッコの夕べ2009/11/11

モロッコの夕べ

今日は、年に1度、「日本モロッコ協会」http://nichimo-kyokai.orgが主催しているイベント「モロッコの夕べ」に参加しました。駐日モロッコ大使や、小池百合子議員など、壇上でのスピーチも華やか。200人以上のモロッコ好きの皆さんが集まる盛大なパーティです。スピーチが終わると、モロッコワインなどで乾杯、モロッコ料理のクスクス、ハスティージャなどのビュッフエが始まりました。

会場内では、本場のミントティーを目の前で入れてくれるコーナーがあったり、 「日本緑茶センター」http://www.jp-greentea.co.jpがモロッコから輸入販売しているアルガンオイルが販売されていたり、代官山のモロッコ雑貨店「ガダン」http://www.gadan.co.jpのモロッコ雑貨が販売されていたり、モロッコの雰囲気に溢れていました。

私の著書『魅惑のモロッコ』 も、ガダンさんのカウンターに置いていただきました。ガダンさんは、日本で一番、ということは、世界で一番ですね(笑)、私の本がたくさん売ってくださっているお店です。本当にいつもお世話になっています。小さな店内はモロッコ直輸入の雑貨でいっぱい。ぜひ代官山にも足をお運びくださいませ。

今年3月に新任された駐日モロッコ王国特命全権大使のサミール・アルール閣下はご夫婦で参加されていました。大使の奥さま、実は日本人の方なのです。本日初めてお目にかかったのですが、ブルーのカフタン(モロッコの民族衣装)がとてもお似合いで、明るくて素敵な方でした。大使にお目にかかるのは2回目なのですが、前回は、英語で話をした後に、急に日本語を話されたのでとても驚きました(笑)。ユーモアもあり、とても温かい方です。この様な方が駐日大使として来日をされたことは本当にうれしく思います。

会場のあちこちでモロッコ談義に花が咲いています。と、アナウンスが。ベリーダンスの始まりです! ベリータンスは何度も見たことがあるのですが、この日の踊りはことさら素晴らしく、途中から一番前に行って見入ってしまいました。頭に剣を載せて踊ったり、会場にいた女性達をステージに上げて一緒に踊ったり、会場を一周したり。踊りだけでなく、場の雰囲気を盛り上げるテクニックも素晴らしいダンサーの方でした。

最後はモロッコワインや雑貨などの抽選会です。今日は何も当たらなかったので、 チェンマイのご利益|はなかったようです。あまり続くと返って怖くなりますからこのくらいがちょうどいいのでしょうね(笑)。

写真は会場を盛り上げてくださったベリーダンサーの方です。

http://www.aisha.jp

たかせ藍沙

スリランカ紅茶セミナー 茶葉の種類と美味しい入れ方、そしてまたもミラクル!2009/11/14

スリランカ紅茶セミナー

今日は、「IFC国際親善センター」http://www.ifc-j.org主催の、「スリランカ紅茶セミナー」に参加しました。3種類の紅茶を飲み比べながら紅茶の生産地や葉についての説明を聴いた後、サロンに移動して紅茶の生産工程や紅茶の入れ方のビデオを見ながらスイーツとともにティータイム。参加者は6人というこぢんまりとした会です。

スリランカには取材で2回行ったことがあります。小さくて魅力的なブティックホテルがたくさんあり、サファリができたり、世界遺産観光ができたり、美味しいカレーを食べることができたり、たくさんの魅力が詰まった国です。実際に紅茶畑にも行きましたが、今日は、スリランカの紅茶の魅力を再確認しました。

スリランカから紅茶を日本に輸入しているピーリス・ディシャンさんhttp://peiken.bizが、現地でご自身の目で見て確認し、日本に輸入した茶葉で、香り高い紅茶を入れてくださいます。ピーリスさんは、母国に貢献するために、必ず茶葉を適正価格で仕入れて販売しているそうです。日本の大学を卒業している素敵な方です。

紅茶を美味しく入れるコツは、やかんのお湯が沸騰して、注ぎ口から湯気が立ち上った瞬間に火を止めてポットに注ぐこと。その瞬間が適温の98度だそうです。もちろん、ポットもカップも温めておいてくださいね。ポットの温度が下がらないようにカバーをすることも大切です。すると、ポットの中では茶葉が上下に「ジャンピング」します。これが98度のお湯ならでは。紅茶を美味しくなるコツなんですね。茶葉の大きさにもよりますが、通常、ストレートティーなら2〜3分、ミルクティーにするなら3〜4分待ってカップに注ぎます。

まずは100gで6,000円という、最高級紅茶「ゴールデン・ティップス」。葉が開く前の細長い新芽のみを手で摘むそうです。発酵が浅く、茶葉そのものの香りが際立つ1杯です。続いて「シルバー・ティップス」こちらはその名の通りやや白い葉。より生葉に近い印象です。どちらも砂糖もミルクも入れないストレートで。

最後は、スリランカのディンブルという産地のセイロンティー。これはよく知っている紅茶の味ですが、ピーリスさんに入れていただくと、やはり香りが際立ちます。

紅茶の等級は、上から、最初の新芽を使ったファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、サードフラッシュ、OP(オレンジペコ)、BOP(ブロークンオレンジペコ)、F(ファニングス)となります。最後のファニングスというのは、製造工程で最後に残った細かいカスのようなものなのだとか。

以前、銀座のティールームで、ダージリン・ファーストフラッシュが、1杯2000円くらいでメニューにありました。友人と2人で、普通のダージリンとファーストフラッシュを1杯ずつオーダーして飲み比べてみました。違いは歴然! 香りが高く、味もまろやかで、口から鼻に抜ける香りで幸せな気持ちになったことを覚えています。

世界各国で流通している主な紅茶は、北インドのダージリン、北東インドのアッサム(タンニンが多く味わい深い)、南インドのニルギリ、中国のキーモン、ケニアのCTC(セイロンに似た味)、インドネシアのサバなど、そしてスリランカのセイロンです。ほかに、東アフリカのウガンダ、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、南米の一部でブレンド用の茶葉が生産されています。CTCというのは製法の名称で、Crush Tear Curlの略。味、色が濃く出るのでティーバッグによく使われるそうです。

セイロンティーのなかで、ピーリスさんが日本に水に合うとおっしゃるのがコクがるというウバとディンブラ。芳醇な前者はストレートで、後者はミルクティーがお勧めだそうです。ヌワラエリヤはこれらに比べてさわやかな味わいなのだとか。

日本と違い、スリランカでは茶葉はすべて手摘み。「一芯二葉摘み」と呼ばれる、新芽の芯とその下の2枚の葉のみを摘み取るそうです。それを萎凋(いちょう)で半乾きにし、揉捻(じゅうねん)し、発酵させ、乾燥させると紅茶が出来上がります。

ミニ知識その1 紅茶は虫歯の予防になるそうです。食後の1杯を、ミルクも砂糖も入れないストレートティーにすると、葉を守ってくれるのだとか。美味しい上に葉を守ってくれるとはうれしいですね。

ミニ知識その2 「ミルクシチュー」の作り方です。水と牛乳を100cc×人数分鍋に入れ、火にかけます。沸騰して5円玉くらいの泡が出てきたら、あらかじめお湯でしめらせた(ココがポイント!)茶葉を入れて火を止め、2〜3分蒸らします。蜂蜜、シナモン、カルダモン、クローブなどを入れていただきます。

スリランカは、北部で長年続いていた問題が今年になって解決し、政情が安定しました。現地へ行って、紅茶畑のティーハウスで美味しい紅茶をいただくのも素晴らしい経験ですので、機会があったらぜひ行ってみてくださいませ。

さらに詳しい紅茶の話は 「日本紅茶協会」のホームページhttp://www.tea-a.gr.jpにありますので、ご興味のある方はそちらへ。

写真は紅茶を入れてくださるピーリス・ディシャンさん。

驚いたことに、ピーリスさん、私がチェンマイで結んでもらった白い紐|とまったく同じものを腕に着けていました。スリランカのお寺で結んでもらったのだとか。彼は切れるまで外さないそうです。同じ紐をしている方に出会うなんて。ミラクル!!

http://www.aisha.jp

たかせ藍沙

ハンガリーのクリスマス 2009年11月28日〜12月13日必見!2009/11/15

ハンガリーのクリスマス 11月

昨日、紅茶セミナーの帰りに立ち寄ったカメラ量販店で、偶然、ハンガリー人のアンディさんに会いました。以前、モルディブ政府観光省の仕事をされているときに一緒にモルディブに行ったことがあるのです。今はハンガリー大使館で大使の秘書をされています。小柄でブロンドの、とってもチャーミングな方。彼女と会うのは2年ぶりくらいです。

短くお互いの近況を知らせあったところ、今月、アンディさんが企画したイベントが催されるとのこと。彼女自身の自費も投じて準備したとか。アンディさんの暖かい人柄を知っているだけに、素晴らしいイベントにかることを確信しています。

「ハンガリーのクリスマス 〜絵本作家マレーク・ベロニカさんを迎えて〜」

開催日:2009年11月28日〜12月13日

開館時間:土日10:00〜17:30、平日12:30〜 17:30(入館は17:00まで)

場所:こどもの城1階アトリウム・ギャラリー

Tel.03-3797-5666

http://www.codomono-shiro.jp

企画協力:アンディ

大阪でも12月19日〜12月25日に催されます。詳しくはこちらへ。http://www.kidsplaza.or.jp

詳細は写真のチラシをご覧ください。チラシをクリックすると拡大できます。読みづらいといけないので、下記にも書き添えておきます。スペシャルプログラムやハンガリー関連のイベントもありますので、みなさん、ぜひ見に行ってくださいね。

http://www.aisha.jp

たかせ藍沙