ブログお引っ越し ― 2009/12/15
少しずつこちらのバックナンバーも移動していきますが、新しい書き込みはアメブロにアップしていきます。新しいアドレスは下記です。お手数ですが、ブックマークの訂正をお願いします。
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たかせ藍沙
竹沢うるま氏写真展「Tio’s Island 南の島のティオの世界」12月21日まで! ― 2009/12/15
写真展の作品と竹沢うるま氏
私の大好きな写真家で、モロッコなどへのロケにもご一緒し、私の著作『魅惑のモロッコ』の巻頭にドラマティックな砂漠の写真を使わせていただいた、竹沢うるま氏の写真展に行ってきました。
会場は、東口駅前のフルーツの新宿高野4階にあるコニカミノルタプラザ。会期は今月21日までの10:30〜19:00(最終日は15:00まで)、入場無料です。まだご覧になっていない方はぜひ足を運んでみてくださいませ。
彼の作品はいつも色鮮やかなのですが、今回の写真展会場も南国特有の極彩色で溢れていました。それぞれの写真にドラマがあり、語りかける迫力があります。
写真展のタイトルにもある「南の島のティオ」は、小説家・池澤夏樹氏の小説。写真展のテーマは、「南の島のティオ」の世界を写真でビジュアル化して、この世界のどこかに存在する理想の島を表現するというもの。
各写真には、あえて撮影場所などの説明はなく、見る者に「この世界のどこか」を想像させるというスタイル。彼の世界観に引き込まれます。
25点の写真の中には、私が撮影の現場に同行していた懐かしい作品もありましたが、それが今回の写真展の1枚となるとまったく違った印象で訴えかけてきます。
平日でしたのでご本人はいないと思いきや、私が帰ろうとしたときにタイミングよく会場に現れました。来年は大きなプロジェクトでほとんど日本にはいないそうです。その活動は雑誌「CAPA」にて順次レポートされるのだとか。今後のご活躍がますます楽しみです。
少し長くなりますが、写真店終了後もここ残るよう、関連ホームページにある素敵なメッセージを転載しておきます。
●「Tio’s Island」写真展について(竹沢うるま氏ホームページより転載)
透き通るようなターコイズブルーの海のまぶしさ、肌に照りつけるジリジリとした南国特有の太陽の暖かさ、渚で聞こえる波のくだける音、ジャングルに降るスコールの気配、島を彩る色鮮やかな花々の香り。そういった島の雰囲気を、小説の主人公、少年ティオの視点を通して竹沢うるまが表現。ティオが住む島の自然の豊かさを、写真展示を通してみるものに訴えかける写真展企画。
また今回の展示は、その自然豊かなティオの島がいつまでも残ることを願って写真家・竹沢うるまがANABA PROJECTとコラボでプロデュースする、廃材や流木を使用したフレームを使用し展示をする環境にやさしい写真展です。
この世界のどこかに存在する色鮮やかな南の島が、新宿に登場します。
写真を引き立たせる脇役が写真のフレーム。流木を使っていて、今回のテーマにぴったりです。これらは「アナバプロジェクト」によるもの。
●アナバプロジェクトとは?(竹沢うるま氏ホームページより転載)
視点をかえることで見捨てられかけているモノ、忘れられかけているモノの魅力を引き出していく、それがアナバプロジェクトです。
街にあるふとした景色にちょっとしたアイデアを加えて、忘れられかけているまちの記憶を素敵に蘇らせたり、古い旅館をカフェや雑貨屋に、駐車場や倉庫をオフィスにと魅力ある空間へと再生したりとまちのアナバを仕掛けています。
そういった活動をするアナバプロジェクトでは廃材に新たな価値を生み出し、活用法を伝える「廃材ラボ」という活動も行っています。
「使えないモノ」を「使いたいモノ」に・・
日常を楽しく彩る新しいモノがきっと生まれるはずです。
そんなコンセプトの下、今回、展示会のフレームは製作されています。
●竹沢うるま氏からのメッセージ(コニカミノルタプラザホームページより転載)
新たな試み
今回の展示は、池澤夏樹著の小説「南の島のティオ」をもとに、それを写真で表現したものです。僕はいつも南の島で写真を撮る時、無意識のうちに何か目に見えない世界を捉えようとしているみたいですが(自分でもよくわかっていません)、その僕の写真の先にある世界と同じものを、僕はこの小説を読んだ時に感じました。表現の方法は写真と小説と違うけれども、その先にある世界観は同じだと感じました。僕がいつも探している世界と同じ世界を知っている人がいる。そしてそれを表現している。それが池澤夏樹著の「南の島のティオ」との出会いの印象であり、その驚きが僕を「Tio's Island」の撮影に駆り立てました。小説の舞台を写真で表現したというものを僕はあまり知りませんが、僕自身、これは初めての試みでした。また、それらの写真を廃材を使ったフレームで展示するというのも新たな試みと言えると思います。
最も印象に残ったこと
「Tio's Island」の撮影を進めるにあたって、小説の主人公・少年ティオの目を通して南の島を捉え旅をしていたのですが、だんだん自分が歩いているというよりティオが歩いている感じになってきて、自然とそれまで見ることのできなかった不思議な風景が僕の前に現れるようになりました。その中で最も印象的なのは、とある国の無人島で一泊して撮影したときのことです。その日は満月で、一周歩いて15分ほどの小さな島を青白く浮かび上がらせていました。僕はその光に誘われて、島の真ん中に生い茂るジャングルを抜け、北側にある浜辺に出ました。昼間、そこは浅瀬が広がる遠浅の海だったのですが、その時は干潮を迎え、一面の白砂の浜辺が浮かび上がり、ずっと沖まで、まるで隣の島に続く道のように続いていました。僕は月明かりに照らされて、夜中、どこまでもその浜辺を歩いていき撮影をしました。この数年で一番印象的な出会いでした。
今後の作品制作について
今後、僕自身、写真家としての世界を広げるために、今まで撮ってきた南の島のフィールドからは離れようと思っています。ある意味、今回の「Tio's Island」は次のステップに移るための区切りの企画です。僕は現在、来年2010年度の春頃から、一年から一年半ほどかけて世界一周をする計画を立てています。まだ計画段階で、今後どうなるかはまだ未確定な部分が多いですが、とにかく旅立とうと思っています。その旅の中で「ボクらが生まれた星」というテーマのもと、2010年度の地球の姿を、写真家・竹沢うるまの視点で記録しようと思っています。そして、それをまとめることによって、30年後、50年後、そのときの地球の姿と2010年度の地球の姿を比較できるようなものを作りたいと思っています。もし旅に出た時は、応援していただければ幸いです。
●竹沢うるま氏の写真集『URUMA-OKINAWA GRAPHIC BOOKLET』
たかせ藍沙
ルーマニア大使館でルーマニアワインとルーマニア料理 ― 2009/12/11
今日は、ルーマニア大使館に行ってきました。minamo-kitchin とJRBA(日本ルーマニアビジネス協会)が共同主催した、ルーマニアワイン&ルーマニア料理パーティです。
ビーチリゾートとアフリカを得意としている私は、実はまだルーマニアには行ったことがないのですが、ワインが美味しいという噂は耳にしていました。
それもそのはず、ルーマニアはヨーロッパでもトップ5に入る有数のワイン産出国だそうです。すでに、ヨーロッパのワイン好きの間では、ルーマニアワインの人気が高まっているのだとか。今回はスパークリング1種と、白ワイン2種、赤ワイン2種、そして、甘いデザートワイン2種を楽しめます。
アウレリアン・ネアグ駐日ルーマニア大使のご挨拶
まずは、アウレリアン・ネアグ駐日ルーマニア大使のご挨拶。そして、パーティを主催したJRBAのダニエルさんのパーティ主催主旨と、「ワインとお料理よりももっと大切なこと、それは隣にいる方と友だちになること」という素敵なメッセージが。みなさん、流ちょうに日本語を話されます。そして乾杯! パーティの始まりです。
ルーマニアワインとルーマニア美人
下記はJBRAからいただいたパーティの詳細からの転載です。
ワインリスト
●スパークリングワイン
・Diamond Collection ‐Brut(ザレア・ダイヤモンド・コレクション
)
Welcome
Drink
1912年から作られ続け、極めて高い品質を約束したスパークリングワインです。
伝統的製法(瓶内二次発酵のシャンパンと同じ製造技術)に従って作られたスパークリングワインは、ルーマニアでも限られた本数しか作られません(全国生産量のわずか2%)。
●白ワイン
・Prahova Valley Sauvignon Blanc(プラホヴァ・ヴァレー、リザーヴ、ソヴィ二ヨン・ブラン)
ルーマニア黒海沿岸で栽培され、暖かい夏に育まれ果実の風味、アロマチックな香りの高貴なソーヴィニヨン・ブラン種ワインです。
・FETEASCA REGALA(フェテアスカ・レガーラ)
フェテスカレガラは古くから有るワイン種です。それは新鮮な、とろけるような果実の味のある独特な白ワインです。
●赤ワイン
・Prahova Valley Feteasca Neagra(プラホヴァ・ヴァレー・リザーヴ)
ルーマニア特産のブドウ品種のワイン(フェテアスカ・ネアグラ)。濃いルビー色、黒色系のベリーの香、熟成感が強いオーク樽で熟成、タンニンが味の複雑さを強調。
・Byzantium Cabernet Sauvignon(ビザンチウム、カべルネ・ソーヴィヨン)
ルーマニアのデルマレ地方のポピュラーなカベルネ種のブドウを選りすぐり、オーク樽で熟成されたルーマニアで最も高品質の特選ワインのひとつ。
●デザートワイン
・Balada Busuioaca(ロゼ)
ルーマニア在来種で、モルドバ地方で栽培されています。ロゼが持つ繊細で淡い特徴を活かし、食後の最高の友となります。
・Balada Tamaioasa(白)
飲みやすい、蜂蜜やハーブのニュアンスを感じる方向が特徴。ルーマニアでは飲み易い「貴腐ワイン」として知られています。
テーブルに並んだルーマニア料理
こちらはデザートコーナー
お料理
●前菜
・SALATA
DE BOEUF (ルーマニア風手作りマヨネーズを使用したポテトとピクルスのサラダ)
・SALATA
DE VINETE (焼きなすの冷製パテ)
・SALATA
DE ICRE (ニジマスの卵とクリームのパテレモン添え)
・RULOU
DE PUI (大仙鳥とミンチのテリーヌ)
・BRANZA
CU MARAR(ハーブ入りルーマニアチーズ)
・PIFTEA
(ルーマニア風肉と野菜のオリーブオイル揚げ)
・PAINE
DE CASA (ルーマニア風手作りパン)
●メイン
・FRIPTURA
LA TAVA DE PORC NEGURO(岩塩と白ワインの黒豚グリル 白いごはんを添えて)
・SALATA
DE VARZA(キャベツと香草のサラダ)
・SARMALE(サルマーレ ルーマニア風ロールキャベツ)
ルーマニア料理は日本人にも親しみやすく、とても食べやすいものでした。
美味しいルーマニアワインとルーマニア料理、そして、大使館の方々のホスピタリティで、楽しいひとときを過ごすことができました。大使もとても素敵な方で、奥さまは幼なじみなのだとか。日本にもう13年も住んでらして日本通でいらっしゃいます。
とーってもルーマニアに行ってみたくなりました!
たかせ藍沙
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