エコキャップ運動で世界の子供たちへワクチンを ― 2009/12/09
みなさん、「エコキャップ」という言葉を聞いたことがありますか? 2年ほど前から、私はこの運動に参加しています。
ペットボトル飲料をリサイクルするためには、飲んだ後に中を軽く洗い、ラベルをはがし、キャップを外す必要があります。その、ゴミとして捨てられる運命にあったキャップを集めると、リサイクル業者が買い取ってくれます。800個でたったの20円です。
それだけ? と思われるかもしれませんが、たとえば、その20円で1人分のポリオ(小児まひ)のワクチンを贈ることができます。ほかにもいろいろなワクチンが、発展途上国の子供たちの命を救っているのです。ゴミにするものを集めるだけで、すばらしい社会貢献ができる運動なのです。
昨年10月から私の住んでいる品川区ではプラスチックゴミがリサイクルされるようになりましたが、多くの自治体では燃えないゴミとして捨てられているのではないでしょうか?
この活動を教えてくれたのは、ダイビングショップマナティーズのインストラクターの山ちゃんこと山崎さん。マナティーズは、グループMATEの活動に協力しています。彼女も含むダイバーが集まる新橋の飲食店Boxも、この活動が始まってすぐに回収拠点となりました。環境に敏感なダイバーたちはすぐにたくさんのキャップを持ち込むようになりました。
この活動を知ってすぐに、私は、マンションの管理人さんにお願いして、ゴミ置き場に小さな箱と張り紙を置かせてもらいました。この活動について説明し、「ペットボトルキャップを箱の中に入れてください。」というものでした。
すると、毎日のように皆さんがキャップを入れてくだるようになり、たちまちたくさんのキャップが集まるようになりました。品川区がプラスチックゴミをリサイクルするようになってもこの活動は続けています。
今ではこのエコキャップ運動はマスコミでも取り上げられ、回収ボックスを街で見かけることも多くなりました。
私は、海外に行っても、リサイクルがうまく機能していない発展途上国の場合は、キャップを持って帰ります。さすがにペットボトルまでは持って帰れませんが、そのほか、環境に悪影響を与える電池や、日本から持っていった化粧品の容器などは空になっても持ち帰ります。美しい南の島に行けばなおさらのこと。
少し話がそれましたが、お近くに回収ボックスがない場合は、こちらのホームページに、エコキャップ運動を支援している団体、回収拠点などがあります。
今日から始められるエコ&海外支援。ぜひみなさんも始めてくださいね。
たかせ藍沙
検索するだけでエコになる「緑のgoo」 ― 2009/12/08
今日からブログの書式を変えました。
今まではひとつの文書に1枚の写真しか載せることができなかったのですが、複数枚の写真が載せられるようになり、リンクも簡単に貼れるようになりました。とはいえ、まだブログ初心者で試行錯誤中です。さらに見やすく、読みやすくなるアドバイスなどありましたら、ぜひコメントをいただけますようお願いします。
さて、気づいていただいた方もいらっしゃるでしょうか? 画面右側にあるサイドバーの一番下に「緑のgoo」を追加しました。
NTTレゾナントという会社が、検索で得られた収益の一部を環境保護団体に寄付する活動を行っているのです。みなさんが、いつもの検索をこのサイドバーの小窓からしてくださると、NTTレゾナントに入る広告費の一部が寄付されます。
ブログをお持ちの方は、こちらでパーツを作ることができますので、ぜひご活用ください。
本日、2009年12月8日から2010年3月31日まではキャンペーンが行われていて、こちらから、グリーティングカードでみなさんのお友だちにこの活動をお知らせすることができます。
検索するだけでエコ活動ができるなんて素晴らしいですね。簡単ですので、ぜひご利用くださいませ。私も毎日使っています。
たかせ藍沙
パプアニューギニア ワリンディでダイビング ― 2009/11/30
パプアニューギニアに行ってきました。今回の目的はダイビング。パプアニューギニアは初めてだったのですが、ダイバーの友人たちが何度も通っていて、とても気になっていた国でした。
パプアニューギニアというと「秘境」というイメージかあるかもしれませんが、実は、成田からたったの6時間半。ニューギニア航空の直行便で行くことができるんです。ワリンディは、そこから国内線でさらに1時間半という距離の隣の島、ニューブリテン島にあります。成田から夜旅立ち、翌朝にはワリンディに到着することができます。元気があれば、その日の午後から潜ることができるのです。
ワリンディからブログをアップしようと思ったのですが、とにかくインターネット回線が不安定で、到着から3日間はつながりませんでした。その後も、つながったり切れたり。モロッコの砂漠でさえ携帯電話がつながるというのに、ワリンディでは海外携帯も圏外。電話とファックスで連絡を取るつもりでいないと大変なことになります。
ということで、このブログは帰りの機内で書いています。
ワリンディでの素晴らしい体験はまたも忘れることのできない貴重な思い出となりました。サンゴ礁は世界有数の美しさでした。
1997年、チリ沖で発生した大規模なエルニーニョ現象の影響で世界的に海水温が上昇し、暑さに弱いサンゴが大きなダメージを受けました。アジア、インド洋、世界最大のサンゴ礁があるグレートバリアリーフなど、その被害は地球規模でした。海水温が2~3度上昇するだけで、サンゴ礁は死滅してしまうのです。ところが、パプアニューギニアはもともと海水温がたかく、サンゴが水温上昇に対して耐性があったとのこと。生き生きと群生するサンゴ礁に乱舞する海の生き物たち。それはそれは素晴らしい海でした!
そして、私が大好きな、「光モノ」の魚の群れ、バラクーダ、ギンガメアジ、ツムブリなどが次々と現れるのです。バラクーダがトルネード状に泳ぐ美しい群舞を久しぶりに見ました。イソマグロやロウニンアジも悠然と目の前を通り過ぎます。サンゴの隙間に目をやると、映画『ファインディング・ニモ』で人気者となったクマノミや、エビやカニなど、小さな生き物たちがた~くさん! 水温が温かいので寒くなることもなく、本当に幸せなダイビングでした。
ダイビングの回数は、タンクの本数ということで、「本」で数えます。ワリンディでは、午前中に2本、船の上でランチをとり、午後にもう1本潜りました。今回同行したグループは上級者ばかりで空気の消費が少ないダイバーばかり。通常は40~50分くらいのダイビングが、長いときには1時間半。船でリゾートに戻るのは夕方です。
パプアニューギニアのダイビングポイントとしては、マダンも知られていますが、マダンはより大物が多く、ワリンディは大物、サンゴ礁、小さな生き物と3拍子揃った海なのだとか。両方の海でダイビングガイドをしていた地元のダイバーが教えてくれました。
パプアニューギニアに通って、毎回違う場所で潜るのも楽しいですね。通う価値のある海です。世界の海で潜ってきた私が太鼓判を押します!
写真は、スーザンズ・リーフというダイビングポイントの水深23mで、ダイビングガイドの恵子さんに見せていただいたピグミーシーホース。体長が1cmくらいしかないタツノオトシゴの仲間です。ものすごく拡大してみました。かわいい!
たかせ藍沙
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